Sakuyaのイソジオタ活のススメ

サブカルにまみれていたバブル時代を経て現在五十路

リュウヘイの異質さ・内面編 ①大人の心と子供の心の乖離と共存

始める前に。前回に引き続き、リュウヘイの持つ異質さについて、私なりの解析をしていきます。あくまで「私の考え」です。前回の「見た目」と違って「内面」は、本当の彼の心を見ることができないので、まったくの想像です。結局「見た目」からの創作とも言えます。解釈はみなさん違うでしょう。私も正解を求めているわけではありませんので寛容な気持ちでお読みくださいませ。

 

 

リュウヘイを語るうえではずせないのが「ギャップ」。

まだ未成年とは思えない色気のあるパフォーマンスに相対して、MCのときの一生懸命な純真さ。雑誌等のインタビューで語る音楽の造詣の深さからは想像できないトークの時のぽあんとした幼さ。

このギャップに気づいたときには、もう沼から抜け出せなくなっている…

ギャップ萌えという言葉があるように、ギャップがある人が魅力的に映ることは特別珍しいことではないし、ある意味、人間誰しもが大人っぽさと子供っぽさを持っているとも言えます。

 

ですが、彼は。経験を積んで成長していく過程で少しずつ失くしていくであろう子供っぽさ=純真さをまったく失うことなく歳を重ねているように見えます。

しかも、どんどんと大人になるにつれて、大人っぽさと子供っぽさの乖離が大きくなっている。偏見かもしれませんが、特に芸能界は純真なままで渡っていくのは難しい気がします。いえ、芸能界云々の前に、外見も大人っぽく、大人びた考え方もしている彼が、これまで純真さを失くさずにきたことが奇跡だと思います。

 

ザストの時、コミュニケーションが得意じゃない、ずっと独りでやってきたと言っていて、その歳でその高みに届いている同志がいなくて、孤高だったんだなと思いました。

そういう人って色んなジャンルにいるけど、大人びてスレてしまっている人が少なくないと思うのです。そう、私も最初ザストでリュウヘイを見たとき、孤高でスレているのかと思いました。生意気な物言いと、自分の才能に対する自信。でも私は少し斜にかまえている感じも好きでした。つまり彼が性格が悪くてもタイプでした。(というか、少し性格が悪いくらいの人が路線でした・笑)でも、チームBで泣いているのを見て、ん?意外と純なんだな、と思い、自分のダメなところを受け入れる素直さを持っているところに感心しました。あのタイプの子は、その素直さを失くしていたりすることが多い…だけどその素直さがレベルアップには大切なんです。子供に勉強を教えていた経験から言うと、そういう素直さを持ち合わせていないと伸びていけない。

その後、端々に出る可愛いところを見つけ、ああ何だちゃんと年相応な可愛い子じゃないの、と。つまり大人っぽく見えていたザストの時も、内面はちゃんと中学生だったんです。

 

彼の特異さは、それがデビュー後もずっと続いていることにあります。というか、デビュー後の方が顕著です。それは、きっと彼の純真さを社長やほかのメンバーが尊重して守ってくれているからでしょう。だから彼も安心してそんな自分を出せている。

見た目も内面も幼い人や、内面は大人だけれど見た目は幼く見える人。幼い見た目の割に、内面は大人な人。色んなタイプの人がいると思いますが、彼のように見た目はすごく大人なのに、内面は幼く純真な人は芸能界には割と珍しい気がします。しかも一見そうは思えない思考力や言語能力も持っている。なのに、あの純真さ。いったいどう育てれば、あんな風に純真なままでいられるのでしょうか。

 

彼の異質さというか、他の人と違う「感性」は一つにはそこから来ているのだと思うのです。そして、SKY-HIが言っていた「だから打たれやすい」。そこにつけこまれやすい。感性が違うから目につくし、純真さを失くしていないことに苛立つ人もいるでしょう。

大人の心と子供の心の乖離が大きいのにそれが彼の中で絶妙なバランスで自然に共存している。もちろん14~17歳という大人でも子供でもない年齢期の賜物なのかもしれません。でも何となく…この感じはこれから彼が成人しても続いていく気もしています。だから常に不安定なリスクがありながら、それが彼の大きな魅力にも繋がっているのだと思います。