Sakuyaのイソジオタ活のススメ

サブカルにまみれていたバブル時代を経て現在五十路

卓球が大学合格につながった話③

高校は、自宅から一番近い公立校の総合学科に進学しました。少し離れたところに普通科もありましたが、そちらは女子卓球部員が少なくて、団体が組めなかったのです。また、進学校という肩書はむしろ部活には邪魔(笑)ということで、部活に全振りするために学力的に余裕のある学校に行くことにしました。

ただ、団体を組めるとはいえ、公立校なのでそんなに部員が多いわけでなく、いつも結構ぎりぎりで大会に出ていました。最初の春大会は県ベスト8でしたが、秋は、部員が足りず、他の部の子を借りてきて出場したのに、県3位でその上の大会に出ることができました。実はそれでは勝てないでしょと思い、仕事もあったので応援に行きませんでした。3位という連絡を受けたときは奇跡だ、と思いました。このとき娘は、何かが下りてきたようなプレイで強豪校の選手を次々に倒したそうです。もちろん上の大会ではすぐに負けてしまったのですが。その翌年の秋大会も続けて上の大会に出ました。そう考えると、高校の部活も成績を残せたので、良かったと思います。その一方で個人戦ではベスト16が最高で、何が壁だったかというと、小柄で痩せている娘は、中学の時と違い、高校卓球のパワーに押されてしまい、なかなか勝てなかったのです。身体にも無理がかかり、肉離れなども度々起こしていました。

さて、総合学科ではありましたが、娘は入学当初から大学への進学を希望していました。私としては、良い成績を保持して、学校推薦を受けて指定校に入ってくれれば、と思っていました。ランクを落として入ったので、成績は最初から上位でした。そして、そのことは、勉強に対して、違った意識を生んだようです。結構負けず嫌いな娘は、その上位の成績を維持しようときちんと勉強するようになったのです。でも部活とクラブがあるから夜はできないので授業中に疑問があれば先生に質問したりして解決する。休み時間などにもわからなかったことを確認したり。そうしていつも1,2番の成績をとっていたので、3年になったとき、先生から地元の国立大学の推薦試験を受けないかという誘いがありました。その話を聞いたときは、正直「正気?」と思いました。