Sakuyaのイソジオタ活のススメ

サブカルにまみれていたバブル時代を経て現在五十路

クリエイティブ審査チームBについて

前にチームBについて詳しく書く、と言っていたかと思うのですが、そのためにhuluのTHE FIRSTを見直しているんですが…結構初めて見るところもちょこちょこあって、見入ってしまう(笑)

同じトラックを使って3チームがそれぞれ曲・詞・ダンスを作りパフォーマンスするクリエイティブ審査。

チームBのメンバーは、シュンスケ、ジュノン、リョウキ、ラン、リュウヘイの5人。このメンバー分けもね、リュウヘイに肩入れしてしまうとなんでショウタかレオのいるチームにしてくれなかったの?とか思ってしまうんですが。このオーディションのチーム戦においてはレオのいるチームって全勝で、リュウヘイのいるチームは一度も勝ててないんです。

チームBの問題の一つ目は、チームリーダーだと思います。

経験から考えると、このチームのリーダーはシュンスケですよね。年齢的に一番上なのはジュノンですが、ジュノンは歌も踊りも未経験という肩書があったから。でも実際にはリョウキが引っ張る形になってしまっていました。その事実だけで見るとリョウキがでしゃばり的にも見えてしまったりするんですが、あのときのリョウキの気持ちってすごくよくわかるんですよ。誰もやらないなら俺がやるよ、って。このメンツの中で前に書いた星座の相性的なものでいうと、土がリョウキとランで、シュンスケとジュノンが風、リュウヘイが水なので、土が引っ張る形で正解は正解とは思うんですが。リョウキのこのときの行動は、実は私自身の苦い経験を思い出してつらかったです。

就職してすぐに、初めて顔を合わせた違う部署の人たちと一緒にイベントをやらなきゃいけないときがありました。私はチケットを作る係だったんですが、同じ係の人がいっこうに案を出さないので、やんなきゃと思って「こうします」、って決めて作ってしまったんですが…あとから聞いたら同じ係にそういうのがすごく得意な人がいたらしくて。その人に「勝手に決められた」みたいに言われて。「だったらそう言ってよ!」とそのときは腹が立ったんですが、私がホントはしなきゃならなかったことは「〇〇さん、どうですか?」ってほかの人に聞くことだったと今ならわかります。

だからリョウキもリーダーとしてやるならいちいち「どう?」って丁寧にメンバーの意見を吸い上げる必要があったわけですが、土の特性としては「進めて、完成させる」ということが第1だってこともわかるんですよね。

あと、もう一つの問題はチーム最年少でありながら1位のリュウヘイの存在。

このときリュウヘイは、結構人と違うことを言ってて、それが彼の感性なんですけど、リョウキからはまとめずらいな、という印象だったと思います。それだけじゃなくて、最年少だけどこの子1位なんだから、という気持ちがどうしてもみんなにあったと思うんですよ。だってまだその人の性格とかはわからないし、特にリュウヘイは最初自分を見せないタイプだったから。タイキみたいにすぐに自分を出せる子だったら心配なかったんでしょうけど。大人っぽくても1位でも14歳なんだから(日高さんも言ってたけど)もう少し丁寧に「どう思う?」って聞いてほしかった。みんなと集まった時もリュウヘイだけちょっと離れてる。レオやショウタだったら「ここおいで」って入れてくれるよなーという気がしました。

この頃のリュウヘイを見てるといつも伏し目がちなんですよね。背が高いのに(というか、背が高いこともイヤだったのかも)目立たないようにしてるというか。このとき結構ランにもそんな雰囲気があって、勝手にランとリュウヘイはちょっとイメージ似てる気がする、なんて思ってたんですが。っていうか、ランも大人っぽいんですが、当時18歳で下から2番目なんですよ。だから本当にシュンスケなりリョウキなりが二人にもう少し歩み寄ることが大切だった気がします。

ちょっとズレるんですが、多分このときにジュノンとリョウキって仲良くなったんじゃないかな。ジュノンはすごくリョウキに寄り添っていた感じがしました。それとこの間にジュノンの「家で歌ってた」発言があるんですが、私は正直「樹音」なんて名前をつけるんだから絶対音楽一家でしょうと思っていました。

それでも徐々にリュウヘイが覚醒して、積極的に意見を出していい感じで曲を作るんですが、中間発表後振り付けを変えようとして、またチームBはぶつかってしまいます。というのもリュウヘイはパフォーマンスに対して完成度にこだわりが強かったからだと思うんですが。「なんとかまとめたい」リョウキと、「できる限りぎりぎりまでねばって良いものを作りたい」リュウヘイ。このくい違い、土と水の組み合わせだと結構あるんですよ。ただこの場合は日高さんのいう「良い音楽を作る」のが最優先だと考えると完成度にこだわるべきなのかな…でも結局時間がたりなくてパフォーマンスのクオリティが上げられなかった。

それでも。このクリエイティブ審査、チームAが勝って、チームCもすごーく良かったんですが、いつも口ずさんでしまうのはチームBの「Good days」なんですよ。特にサビの部分、リュウヘイが作ったメロディラインと詞がステキで、それがチームBと重なって心にしみて。

結果的にはこのトラブルが彼らを成長させてくれて、脱落してしまったシュンスケをのぞいたリョウキ、ジュノン、ラン、リュウヘイはここからきちんと飛躍してくれましたよね。

「あの日のTHE FIRST」でリュウヘイがこのときにタイキやルイの前で泣いたり、辞退を考えたというのを聞いて、本当にその困難を抜けてくれてありがとう。まさに黒い霧をかきわけて出てきてくれてありがとうという気持ちです。

…結局リュウヘイ寄りの目線になってしまいました。ごめんなさい。