Sakuyaのイソジオタ活のススメ

サブカルにまみれていたバブル時代を経て現在五十路

オタ活回顧録①

昨日「キャプテン翼」というワードが出たので、私が過去にはまっていた作品や人についてを回顧録として書いていきたいと思います。このブログを始めるときに、BE:FIRSTのことはもちろん、過去にやってきたことを記録しておきたいなーという気持ちがありまして。

小中高校生の時もマニアックなジャンルが好きだったし、オリジナルの小説みたいなのは中学生のときから書いていましたが、オタ活がはっきり始まったのは大学に入ってからです。大学は関東の小さいところでしたが、とにかくオタク率高くて。そしてみんなカバーしてるジャンルが広かった。それまではマンガならマンガ好きな子と、音楽なら音楽好きな子と、野球なら野球好きな子と話さなくてはならない話題が一度にできるようになったんです。当初はパラダイス(笑)でした。

入学してからしばらく寮にいたんですが、知り合ったばかりの友人が、週末に東京のイベントに行くと言ってて、それがいわゆる同人誌即売会で興味があったのでついていくことにしたんです。確か東京流通センターだったと思うんですけど。そのときはまだすごく混みあっているという感じではなく、和やかでアットホームな感じでした。

初めて買ったのは栗本薫の本でした。歩いてたら「買って~」と言われて(笑)ネタもわかるし、小林智美さんとかが描いててレベルも高かったのでじゃ記念に、と思って。「グイン・サーガ」と「魔界水滸伝」の両方を扱っていて二次創作というより小説の中のシーンをイラストやマンガで書いたものでした。栗本薫は高校の時オタク仲間内で貸し借りしていたのでほとんど読んでいました。初めて書いた二次創作小説(といえるほどの話ではなかったですけど)も「魔界水滸伝」でした。とはいえ、風太と大和ネタ(わかる人はわかって!)でしたからその時から主流に乗れてなかったわ(笑)

それが4月後半で、GW明けにやはり同じ寮の友人が「キャプテン翼」にはまっていてイベントとか行っていると聞いて、「そんなにおもしろいのかなー?」って感じでコミックを立ち読みしてみました。バブル時代が始まった頃にもかかわらず小次郎が貧乏だったり、岬くんはお父さんが売れない画家だったり、ツッコミどころも多かったですがなんせスポ根好きな私はすぐにはまってしまいました。最初の子が布教するもんだから寮にも次々信者(笑)が増えてしかもすぐみんなでネタを書くように。←その環境が異常ですよね。しかも絵描きより物書きが多かった。

その時も主流に乗れない私は当時絶大なる支持を受けていたライバル校の東邦ではなく、主人公翼くんのいる南葛派、もっといえば岬くんファンで。初めにいいなと思ったのはフィールドの貴公子(笑)三杉くんだったんてすが、次第に岬くんの柔らかさの中の孤独感?みたいなのにひかれていって。笑い顔がなんか曖昧で、秘密がありそうな匂いがあって。作者がどこまで考えていたかは謎ですが。それなのにサッカーやってるときは全力だし容赦ないんです。確か、ふくやまけいこさんが同じようなことを書いてて、「そう!そうなのよ!」と。

この、主流でないというのはいつでも私についてまわってて、同志がいてもなんだか疎外感がいつもあって、ちょっと鬱屈してました。多数派の人たちも放っておいてくれればいいのに、それよりこっちでしょ!的なことを強く言われるとアンチになってしまいそうになって。なので、「キャプテン翼」の思い出は楽しくもあり、つらくもありました。

あの当時の「キャプテン翼」は本当にすごかった。イベントではみんな体操着(ユニフォーム?)に短パンで(笑)コスプレとしたら安上りで良かったと思いますが。夏コミでも暑くないしね。あ、私はコスプレは一度もしてません。その方向には興味はいかなかったので。一貫してストーリィー重視で、原作至上主義でした。

割と大手のサークルをやっている作家さんの友達が同じアパートにいて、そこに来て原稿描いたことがあって、私が三杉ファンだと言ったらすっごいステキなイラストを描いてくれたんです。感激しました。そのサークルももれなく東邦派でしたが、その作家さんがなぜか私の話をすごく気に入ってくれたのがきっかけで、そこの本に一度ゲストで書いたことがあります。小次郎と若島津の話です。それが多分全ジャンルを通して、私が書いた話で一番部数(300部くらい?)が出た本だと思いますね。

とにかくバブルの頃なのでイベントも派手になっていき、本も豪華なフルカラーや凝った紙を使う人が多くなって一冊1,000円以上するようになりました。その頃高河ゆんさんや尾崎南さんなんかが人気があって、だんだん過激な内容の話が多くなっていました。私は大手だとえみくりさんとか阿佐ヶ谷同盟さんが好きで買って読んでました。

キャプテン翼」は、年数でいえば足掛け3年くらいやったかもしれません。自分でもコピー本も作りましたし。ただ最後には二次創作に嫌気がさしてしまい、そのあとしばらくオリジナルだけを書いていました。コミティアには3回ほど出たかな?まあしばらくしてまた二次創作はやるんですけどね。