Sakuyaのイソジオタ活のススメ

サブカルにまみれていたバブル時代を経て現在五十路

オタ活回顧録③

キャプテン翼」の次に巷で流行っていたのは「聖闘士星矢」でした。私は原作・アニメともに見てはいたのですが、そこまで深くはまってはいませんでした。でも同人誌は読んでましたね。あのとき、那州雪絵さんとか、プロが逆に同人誌作ったりするのが結構目についてたような気がします。ちなみに私が好きだったキャラはアンドロメダ瞬です。(←もう傾向わかりますよね・笑)

しばらくオリジナルをおとなしく書いていたんですが、ちょうど昭和から平成になったとき、テレビで記念番組ばかりやっていて。退屈なので隣のアパートの友達の部屋を訪ねたらその前の年に始まったアニメのビデオを借りてきて見てたんです。それが「鎧伝サムライトルーパー」でした。そのまま彼女と一緒に徹夜で見てしまって(笑)なんかハイになってすっかりはまってしまいました。ただ、好きになる下地はありました。

ポイントは2つあって、1つ目はサンライズのアニメだということ。

もともとサンライズのアニメが大好きで、ガンダムはもちろんですが、すごく好きだったのが「ボトムズ」で。「トルーパー」は同じ高橋良輔さんのキャラデザでした。まずオープニングを見て、主人公が戦いながら泣く!これを見てかなりグラっときました。それから中学の時歴女だった私は和風なテイストのものに弱いんです。戦国武将のモチーフで変身するとき名乗りを上げる、というのにもやられました。

2つ目のポイントは声優さんです。

トルーパーでは戦国武将をモチーフにした主要キャラが5人出てきて(しかも戦隊もののようにそれぞれのカラーがある)キャラの声を当てている声優さんたちが人気になりました。中でも私が好きだったのは水滸のシンこと毛利伸でした。声は佐々木望さんで、優等生キャラが好きな私は、もともと伸が好みではあったのですが、佐々木さんの声が優しいというより、どちらかというと軽口っぽくて癖になった感じです。

声優さんの方の話は少し長くなるのであとからすることにして、トルーパーはかなり急激に流行ってすごい勢いで本が作られ始めていました。CLAMPさんとかも描いてましたね。しばらくは読む専門でしたが、伊達征士ファンの友人とコピー本とか作ったりしました。

このアニメではキャラクターソングみたいなのが作られてそれぞれの声優さんが歌って「君を眠らせない」というタイトルでCDが出てました。確かみずき健さんがジャケット描いてたと思うんですが。これがまたファンのツボをつくような内容だったんです。5人で歌ってるのも、ソロのも、キャラの性格をうまくいかしてあって、私は伸というか佐々木さんの「新宿サンセット」にもう一発ではまりました。友達から借りたのをダビングしたテープが聴きすぎですぐに伸びてしまったくらい(笑)上手いか下手かというと音程があやしいところでしたが、そこがかえって聴いててドキドキしました。佐々木さんの声はラ行がはっきりしなくて、引っかかりがあるそれまでの声優さんとは違う感じの声でした。もちろんアニメの方にもとても思い入れが強かったのですが、そこから声優さんにぐーっと入ってしまったわけです。