Sakuyaのイソジオタ活のススメ

サブカルにまみれていたバブル時代を経て現在五十路

愛しのスピッツ

最近は車でもBE:FIRSTばかり聴いているのですが、その前までずーっと飽きずに聴いていたのはスピッツのCYCLE HITです。このベストアルバムは2006年頃出たと思うのですが、1991~1997年と2005~2006年に分かれていて、資料にと図書館から借りてきたのが最初でした。

当時書いていた話の中で、カラオケでミスチルスピッツを歌うという場面があり、一応どんな曲があるか知っておかないと、と思ったわけです。もちろん両者ともにヒット曲は知っていましたが。スピッツの「空も飛べるはず」は、好きだったドラマ「白線流し」の主題歌でしたし。それでミスチルのベストと一緒に借りたのですが、スピッツの方が耳になじんだのでCDに焼いておきました。それからは家族で出かけるときにはだいたいスピッツを聴いていました。初期の頃の曲は意外とロックな感じが強く、ノリが良いのですが、ヒットした曲はメロディラインがきれいで、聴きやすい曲が多いですよね。

スピッツの曲の特徴は、このきれいなメロディラインと不思議な詞の取り合わせだと思うのですが、車で聴いている限りでは、不思議な詞をかみしめている感じではなく、ひたすらにきれいなメロディラインに聴き惚れてしまうんですが。

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スピッツにそんなにはまる前に「旅の途中」という彼らのことを書いた本をこれまた図書館で借りて読みました。はまってもいないのに、なぜ?と不思議に思うかもしれませんが、バンドの成り立ちとしてのドキュメンタリーに興味があったし、根本的にそういった「物語」が好きなんですよね。もともと、ボーカルの草野さんの声は好きでしたが、本を読んで、バンドの面々が草野さんに惚れ込んでいて、「彼の才能ありき」と思って頑張る様子に胸を打たれました。

私の思う、草野さんの魅力は、一番には「暗明るい」雰囲気です。暗いでも明るいでもない、「暗明るい」あるいは「明る暗い」。その感じが、本当に好きなんです。軽くさらっと歌っているのに、高い声も難なく出ていて、深くてとても良い声で。歌っている姿も、淡々としているんだけど猛烈にカッコいい。そして、そのカッコ良さが、何十年と続いてるってすごくないですか?

草野さんの不思議な詞については、ストレートに感動させるような詞だったり、恋愛や失恋を書いた詞が苦手な私には、抽象的で、とても魅力的でした。ストレートでない分、その世界観が個人の想像力に任されてきますよね。

で、特に好きな曲は何?と、言われると本当に選べないんですが。結局、草野さんが歌っている曲ならなんでも好きなのかな(笑) TPOによって、好きな歌が変わるというか。

今の季節だと、「楓」とか「春の歌」が良いですね。

車で聴いていたので、二人の娘たちもスピッツが大好き。親子で盛り上がれます。