本日、8th Singleの「空」が発売されまして、うちにも無事にLive盤が届きました。
ラインナップは「空」、「Secret Garden」、「BLUE」、「Chill with you」(ソウタのソロ曲)の4曲。Live盤には去年のひたちなかのロッキンの模様が入っています。
さて、「空」については、既に配信済で、「BLUE」も一部は流れていたので、初めて聞くのはソウタのソロ曲だけだったわけですが…
なかなか、夏っぽいというか、海辺のイメージの曲。「BLUE」も実はそうなんだけど、なんとなくアイルザさんの曲っぽいというか、アイルザさんの影響が見える気がする。まぁ元々彼らの嗜好にアイルザさんがどんぴしゃりだったってことだと思うんですが。
その「BLUE」はとりあえず、ジュノンとレオの年長コンビ、2人の曲というのがすべてです。2人が共に歌うことに意義がある。声質の違い、でも2人ともJ-POP志向ということ、それが絶妙にはまってる。
相変わらず、1枚のCDにこの個性バラバラな4曲はすごいよね。
さて。「空」のMVです。これがMessageぶりの物語仕立てでした!
しょっぱなからシュントとジュノンの気まずい言い争いからの始まり。(シュントの部屋広くていい部屋だな)
おおっ、と身構えたら、次には電車の中でマナトが席を譲り、横断歩道を渡るお年寄りを見守るリョウキ、駅の階段を荷物を持って昇るのを手伝うソウタ。そのあとジュノンが入ったコンビニでバイトをするリュウヘイは、新米バイトくんでバーコードがうまく読み込めない。
シュントが出かけようとすると、戻ってきてドアの前に座っているジュノン。そこにかけつけるレオ。3人でコンビニに行き、バイト終わりのリュウヘイに缶コーヒーを差し入れる。
最後にシュントの部屋にみんなが揃って歌う…このシーンは幻想なんでしょうけれど。
スマアゲの時のように、シュントとジュノンの2人がメインのストーリィだけれど、今度はほかの5人それぞれのキャラがあって、それが一時交わるところを描いている。
特にリュウヘイのコンビニのバイトくんは、かの「アダルト」の時を思わせる。というか、あの時と同じコンビニなんだよね…でもあの時は、やる気のない感じだったけど、今度は真面目だけど不器用な、少し内向的で大人しい少年を演じている。その振り幅(笑)
いつも思うのは、Messageにしろ、物語がはっきりしていなくて、こちらの想像力に任せている感じなんですよね。ぼんやりしている。それこそ、現代社会の多様性の縮図のような。いろんな立場の人が、いろんな場所で、いろんな感情で、生きている。抱えているものは一人一人違うけれど、ふとした瞬間に交わることもあって、嬉しさや哀しさを共有できる。
そして、気づいたら、このMVにはほとんど空が出てこない。映らないけど、彼らの上には同じ空が続いている。それを私たちに「考えさせる」MVでした。