Sakuyaのイソジオタ活のススメ

サブカルにまみれていたバブル時代を経て現在五十路

見ているドラマについて

実はドラマ好きな私なんですが、最近はあまり見ていないというか、面白い!と唸るものが少ない気がします。

今見ているのは、朝ドラと大河、そしてsilentです。朝ドラはまあ、朝のルーティンみたくなってるので、置いといて。

大河ドラマは歴史ものが好きなので、だいたい見ていて、特にここのところはかなり一生懸命見ています。「麒麟がくる」「青天を衝け」「鎌倉殿の13人」。一回も見逃さない勢いで見ています。

「鎌倉殿の13人」、今日ついに、実朝が暗殺されてしまいました。切ない。そして公暁も結局三浦に殺され…肉親が肉親を殺すのを目の当たりにした政子の悲しみと義時への絶望。それにしても義時はなぜあんなにも修羅の道を歩かなくてはいけなかったのか。周りのすべてを敵に回してまで。

今回、義時が運慶に自らの像を作るように命じていましたが、その運慶。今から5年前、2017年の秋。東京での大学の同級会に初めて出たときに、上野の東京国立博物館で開催されていた「運慶展」に行きました。そして感動しました。あんなに昔の人なのに。ものすごく写実、リアル。細部へのこだわりに目を見張りました。素晴らしい作品の数々。これは天才だなぁ、と思いました。その運慶は、鎌倉殿の時代を生きた人なんですね。ドラマはあと残りわずかになりましたが、やはり目が離せない。義時の修羅の道を見届けなければ。

 

それから、「silent」。話題作ですね。久々に、とても丁寧なドラマだと思いました。普通の恋愛ものが苦手な私でも引き込まれる。最初見たときは「令和版愛していると言ってくれ」?と思いましたが、こちらの方がより気持ちの機微を丁寧に描いている気がします。「静」に対して「音」の使い方も秀逸。キャストもいい。脚本家の生方美久さんはこれが初めての連ドラですかね?お若い方のようですが。

「なぜそうなったか」「なぜそうしたのか」「なぜそう言ったのか」そういった理由を丁寧に描くことで、「事実」として提示される「今」の説得力が強くなる。私は、「物語」って説得力だと思っていて、いかに読者・視聴者を納得させられるかで真価が決まると。「だから」こうなったんだね、「だから」こう言ったんだね、という細かい納得の積み重ねが大きな共感に繋がっていくんです。

その説得力を強く感じる脚本だと思います。

 

今週は少しブログの方の更新が滞るかもしれません。Twitterの方は通常運転でいけると思います。すいませんが、ご了承ください。