Sakuyaのイソジオタ活のススメ

サブカルにまみれていたバブル時代を経て現在五十路

Rolling Stone Japan 11月号レビュー

久々の連投です。…昨日は書きかけの原稿をあやまって消してしまい、急いで書き直したけど、最初の半分くらいしか内容を戻せなくて…(涙)そのうえ、アップ確認時に間違って自分の記事にスター付けてしまって…おろおろしてたら数増えるし…何だか自己嫌悪。

 

気を取り直して。雑誌「Rolling Stone Japan 11月号」のレビューです。

この雑誌を買うのは、今年の2月号ぶりです。同じく彼らが表紙で、メンバーの音楽ルーツとかがわかる興味深い内容だったのですが、表紙にあったとおりまだ「SKY-HI+BE:FIRST」でした。今回は、もちろん彼ら単独で、ライブパフォーマンスのことやこの夏のフェスのこと。音楽ファン向けのコアな内容というよりは、わかりやすく彼らの魅力を解体してくれていた気がします。

BE:FIRSTのことを全員がフロントマン、個性が異なる方向に輝いていると表現されていましたが、それで思い出したのがBE:FIRST TVのロケッティア。あのパフォーマンスのとき、それぞれのメンバーから違う方向に光線が出ていると書いたのですが、まさにそう。違う方向に違う色の光線が出ているからこそ、全体ですばらしいパフォーマンスなのだと思います。

最初の個人個人のインタビュー、ライブパフォーマンスについて。

ソウタ…バランスをあえてとりたくない、というのはバランス力が一番あるソウタらしい発言だと思いました。そもそもバランスをとれなければ、こういう発言は出てこないはず。

シュント…瞬発力と慎重さ、その両方がシュントにはある気がします。リョウキと正反対だと本人は言ってましたが、そうでもないような?実は同じような攻撃力を持っているのでは。

マナト…自分はクオリティ重視とさらりと言ってのけるとこがすごい。フェスはエネルギーの綱引きというのは上手い喩えですが、ステージングを俯瞰で見れる力があるのでしょうね。「新しいかっこよさ」というのがマナトらしいです。

リュウヘイ…まず、雰囲気を変えて全体を動かす役割を担っているという自覚が素晴らしい。今回は考えすぎずストレートな発言が多かった気がします。常にBESTYを最高な気持ちにしたいという彼の思いやりに心を打たれました。

ジュノン…相変わらずジュノンらしい力みのないマイペースな回答でした。決して自分を飾って良く見せようとしない自然体の中に体育会系の粘り強さがある。裡なる炎が燃えている感じ。

リョウキ…ステージでの爆発力と支配力の加減をきちんと考えてやっているところがすごい。リョウキのインタビューを読むといつも思いますが、物事のポイントをきちんと踏まえて、こういう回答が欲しいということに的確に応えていますよね。

レオ…「(当たり前の)期待を裏切る」対価以上のパフォーマンスを目指すグループ、それがBE:FIRSTであり、レオがその土台であることの心強さ。やっぱりBE:FIRSTはレオなしでは語れません。

 

運よく、彼らのフェスを2回間近で見ることができたので、「この夏、彼らが体験したこと」というインタビュー内容がとてもよくわかる。他のアーティストから影響や刺激を受けて、現場にそった正直な言葉をMCとして言えるようになったというのもなるほど、だ。私もフェスで感じたのは、楽曲もそうだが、MCの熱さ。それに引き込まれた。

そして、BE:FIRSTの、音楽と遊びながら柔軟性を磨き、音楽に対して自由でありながら、それぞれの感性を高め、新しいものに挑戦していくという姿勢に憧憬を抱く。

音楽のジャンルについて、ソウタの「嫌いなものでも調理次第で食べられる」という喩えが秀逸。ジャンルレスというけれど、つまりは「BE:FIRST」というジャンルを彼らは作りたいのだろう。

SKY-HIは、BE:FIRSTに対して「証明」ということにやたらとこだわっている。それはアルバムBE:1に隠されたメッセージでもある。常に最高を更新する、難しい課題のようだが、リュウヘイはそれを「新しい夢」を持たせてもらっていると語っていた。

音を楽しむのが音楽。つまり彼らは音楽に対してとても真摯なのだ。

 

余談というか、彼らは脱線と言っていましたが、「音楽と髭達」で食べた新潟米のおにぎりがすごくおいしかったと言ってくれていて嬉しかったですね。ぜひそれ目当てに新潟にたくさん来てください!