Sakuyaのイソジオタ活のススメ

サブカルにまみれていたバブル時代を経て現在五十路

私と少女マンガ⑤

BE:FIRSTの供給がない間に。どうも来週からまた忙しくなる兆しが見えてきたので急いで。

 

このシリーズは漫画家さんの年代順に書いてきているのですが、ようやく私と同年代の漫画家にきました。

直近で買い集めたマンガで一番長い作品が、二ノ宮知子さんの「のだめカンタービレ」です。

【最近出た新装版】

今や誰でも知っているマンガで、ドラマ化もされた超ヒット作ですが、私が読み出したのは、2005年ころだと思います。今から17年も前?って今驚いてますが。

竹宮恵子でクラシックを培った私にとって、のだめ…はコメディではあれどれっきとした音楽マンガ。けれど最初にマンガ喫茶で読んだときはそのぶっ飛んだギャグセンスに大笑いしました。ちょっと小ネタを挟む感じ(例えばガンダムネタとか)も好きだったし、とにかく一筋縄ではいかない感じ。それはまず、キャラクターの特異さで、主人公ののだめはもちろん、一見普通そうな千秋でさえも、よくよく見たら変な奴で。そこが根底に流れるクラシックだったり、恋愛的な要素を薄めて、私にとっては良い意味でとっつきやすいドラマになっていました。実は、少女マンガ好きなのに、私は恋愛ものがすごく苦手で、カッコいい男の子と、かわいらしい女の子が恋に落ちる一般的な恋愛マンガがとても苦手なんです。のだめ…から特異な部分を取ってしまうと、カッコいい千秋と、一風変わったのだめが恋に落ちる恋愛ものでもあるのだけど、ほかの特異な要素とそこがうまくかみ合って、より面白い話になっていました。もう読み出したら止まらなくて、結局全巻買いました。あまり、本を手元に置くことに執着しない私にとって、長いマンガを全巻揃えて持っているのは珍しいことなのですが。

物語の中に登場するクラシックの名曲たちを集めたCDも何枚か持っていて、よく聞いていました。ベト7とか、気分が上がる曲ですよね。

クラシックだと、私はショパンの抒情的な感じより、ベートーヴェンの壮大な感じが好きです。ドヴォルザークとか。でもラフマニノフのクネクネも好きだし、シューマンの清潔な感じも。

のだめで一気にメジャーになったガーシュウィンラプソディ・イン・ブルー。ドラマのオープニング見たときは、センスの良さにテンションが上がりました。そう、実写ドラマの方もキャスティングがなかなか良くて面白かった。上野樹里ののだめは可愛くて着ている服がいつも素敵でした。

このマンガは本当に家族全員で楽しみました。下の娘は当時は小さかったので、今頃再燃して新装版を買ったそうです。家に全巻あるのにさ(笑)

本編完結してからもその後のネタが公開されたりしてますね。