昼間聴いた感想を簡単に書いたのですが、歌詞について。
ネットで歌詞を確認したんですが、これは世界観がヤバい。
ちょっと「アキラ」のネオトキオみたいな…
ロックなとこも、懐かしい感じがしてたんですが、なんだか1980年代っぽい。
「現代」を歌っているのに「懐かしい」。あの当時バブルでモノがあふれていたにもかかわらず、どこか「鬱屈」していたから?
当時の話をするとSFにおいてサイバーパンクという「非現実性へのカウンターとしてのよりリアルな現実性」(wikipediaより)が意識された、ものすごく技術が進んだ世界におけるそれとは真逆な退廃的背景みたいなものがブームで、わかりやすい例でいうと「ブレードランナー」や「アキラ」の世界観を思い浮かべていただければ。
なんかね、そんな匂いがするんですよ。
モノはあふれてる、でも心はもがいてる。鬱屈の海に溺れてる。出口を探して走り続けてる…
「アキラ」も「ブレードランナー」も、私が大学の時に大好きな作品でした。もう一つ、夢中で聞いていたのがPINKというロックバンド。メンバーは福岡ユタカ(ボーカル)とかホッピー神山(アレンジャーとして有名)とか。マクセルのカセットテープのCMソングだった「Keep your view」は一応多少メジャーだったかな… 4枚目のアルバムが「サイバー」というタイトルだったんですが、「CYBER PINK」で「サイバーパンク」を文字っていたという。彼らの音楽ってSF的で退廃的で美しかった。
私よりもずっと若いSKY-HIや更にもっと若いNovel Coreが作った曲からそんな匂いを感じるなんてとても不思議です。
アニソンみたい、という声が多いようですが、それも「感じている部分・内容」は同じな気がします。
あのときの未来が現在になったということでしょうか?